吉野山・中千本の桜

奈良県吉野町 吉野山 2019年4月9日訪問 10時40分~15時50分 晴時々曇 7分咲き 入園料無料(一部料金が必要な寺社あり) 駐車場1500円

実は一昨年に吉野を訪問した折は、県道37号線で吉野山を登りトンネルを抜けて中千本の街道に入ったものの、歩行者天国のように人が多い中千本と上千本の一方通行の道を一周しても、運悪く駐車場が一杯で、またトンネルから出てこざるを得なかったという苦い経験があり、今回は少し早めの中千本が見頃前に訪問することにしました。
よって今回は下千本近くの吉野山観光駐車場に車を止めて歩いて登ろうと思って、県道15号線に入ろうとしましたが、入口で満車とのことで、また県道37号線に回ることになりました。
前回のトラウマで駐車場の満車は覚悟しており、下から順に空いていないか聞きつつ登りましたが、山腹の途中はかえって遠くなりそうなのでパスして、中千本の如意輪寺前駐車場が空いていたので車を止めました。


駐車場の誘導員の方から案内図をいただき、この駐車場の端から如意輪寺に下る上の写真の近道を教えていただきました。


上の写真の山門から如意輪寺に入ると、「庭園内から上・中一目千本」の看板がありましたが、どうせ帰り道に通ると思い境内を足早に抜けて先に進みました。


吉野の魅力は見渡す限り桜が咲いている雄大な景観なので、如意輪寺の西側の山門の階段を下って、目に入ってきた上の写真の絶景に満足というか取り敢えず心が安らぐ気持ちです。


如意輪寺からは、一旦下ってから上る歩行者用の遊歩道が中千本の目抜き通りに抜けるルートで、上の写真の山上の建物のある尾根に向かいます。


上の写真のような絶景を見ると、結果として如意輪寺から入ってよかったと心から思えます。ただし年配のツアー客の方も見かけましたが、足の悪い方は無理しない方が良さそうです。


ネットで調べた開花情報では、4月9日は下千本も中千本も7分咲きとのことで、上の写真ではまだ見頃前かなという感じですが、ヤマザクラは花と茶褐色の葉が一緒に開くので、少し色が掛かっていても遠くからは蕾なのか葉なのか、つまり見頃前か後か解りにくい感じがします。
後で店の人に伺うと、だいぶ前からこんな感じで変わらず、見頃が続いているとのことでしたが、確かに蕾は目に見える近くでは確認しにくいこともあって、あまり見かけず、また反対に散った花びらもまだあまり見ないという状況でした。


広い範囲を眺めると、上の写真のような淡いピンクとベージュの微妙な色合いと濃淡の違いに見とれてしまいます。ヤマザクラは葉の色も濃い薄いという個体差があるようで、グラデーションの美が感じられます。


この辺りから上の写真の降りてきた如意輪寺の山腹を眺めながら遊歩道を登って、中千本の店が立ち並ぶ街道に向かいます。


中千本の寺社のうち上の写真は、吉野山のシンボルである蔵王堂で見事な四本桜に飾られています。なお、ここは引切り無しに大勢の人が訪れ賑わっているので、写真では修正しています。


上の写真は南朝妙法殿で、観光写真にある構図で撮ってみました。


上の写真は東南院で、ここもしだれ桜を撮るカメラマンで賑わっていました。


吉水神社の境内(入場料200円)に入って、超人気の撮影スポットから上の写真の中千本の景色を撮っています。なお今回は、ゆっくり寺社を見て周る余裕がなく書院内はパスしています。


中千本の街道から如意輪寺を目差して来た道を戻り始め、振り返った上の写真の尾根の景色は中々他では見れない風景です。


帰路の途中の五郎平茶屋の辺りは、花見の宴の広場として休めるようになっており、上の写真の看板では中千本の、そのまた中心とのことです。


谷沿いの低い所では既に山陰となる場所も多くなってきましたが、上の写真のように陽射しの向きが良くてむしろ鮮やかに撮れるところもあります。


ヤマザクラはアップで撮りにくいのですが、帰り道で少し撮ってみました。


上の写真のような景色を見ると名残が惜しいですが、帰り道が遠いし歩き疲れたので、また来年以降の近いうちに来るのを楽しみにして今日は直帰です。

やはり吉野は駐車場が気になるところで、今回止めた如意輪寺前駐車場の対面には中千本観光駐車場があり、この両駐車場ともにバスが数台駐車できる広さがありますが、それでも最盛期は満車になるのでしょう。
なお、駐車料金は1500円と少し高いのですが、途中の駐車場も1500円と表示されており、おそらく周辺は金額もほぼ同じで、吉野山交通・環境対策協議会の領収書を受け取ったので、管理も一元化されているのかもしれません。

昨年までに訪問した桜の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「桜の名所リスト」から名所を選んで、桜の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから「」を選んで、桜の写真の撮り方については「春に咲く樹木の撮り方」を御覧ください。

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